コロンブス+とは ABOUT COLUMBUS+

不同沈下対策と、減震性。
地盤置換工法[コロンブス+]は、ダブルの効果が得られます。

基礎下の重い土を取り除き、そこに軽いEPSの《ジオフォーム》を入れ、軟弱地盤にかかる建物重量を軽くして沈下を抑えます。さらに、地盤とのバランスをとり、建物が傾いて沈む不同沈下を防ぎますので、支持層の深い超軟弱地盤でも安心です。

緩衝材である《ジオフォーム》が、「交通振動、工場の機械振動による揺れを弱め」、「地震の揺れを反射・吸収し」、衝撃を弱めて基礎コンクリートに伝えますので、建物に伝わる揺れが半減します。
軟弱地盤ほど地震の揺れが長く、大きくなります。地盤置換工法[コロンブス+]の場合、軟弱地盤対策の結果として、不同沈下対策と減震性のダブル効果が得られます。

基礎下全面に施設される《ジオフォーム》の断熱性によって、床下への熱損失が減り、基礎コンクリートに蓄熱する躯体蓄熱暖房などによってCO2削減に効果があります。

メリット MERIT

地盤置換工法 支持杭工法 摩擦杭工法 深層混合処理工法
コロンブス+工法 PHC杭 鋼管杭 節杭 柱状改良
方法対策 土を取り除き《ジオフォーム》を敷設する。 強固な地盤へ支持させる。打撃工法と埋込工法がある。PCコンクリート製既製杭を使用。 強固な地盤へ支持させる。先端の羽根を支持層へ貫入し支持力を発現する。炭素鋼管を使用。 砂質の摩擦力を期待し各工法の算出式より中間の層で杭を打ち止める工法。 セメントミルクと土を混ぜる。
不同沈下対策
地震対策
交通・工場振動対策
液状化 × 格子状改良(高額)
遺跡指定地区 × × × ×
地中障害 × × 小型機械 ×
基礎断熱 土間下の断熱効果あり × × × ×
解体撤去が容易 × 高額な引抜料 × 高額な引抜料 ×
搬入車両 人力でも材料搬入可能 大型車 4t車程度 大型・4t車程度 4t車程度

こんなとき、地盤置換工法
[コロンブス+]を
ご検討ください。

不同沈下

地盤への荷重が大幅に軽減されるうえに、事前調査で荷重の偏りを確認し、均等な状態になるように調整して施工します。

超軟弱地盤

軟弱地層が厚く地盤対策に費用かかり過ぎる。地層に傾斜がある。バランスが悪い。

杭基礎

支持層が深く、工期が長びき、費用がかさむ。

摩擦杭基礎

摩擦杭の支持耐力に不安が残る。

地震

摩擦杭の支持耐力に不安が残る。

液状化

液状化時の安全を確保したい。

交通振動

大型車の振動が大きい。鉄道の沿線で定期的に振動がある。

機械振動

工場からの振動がある。精密加工工場で振動が問題。

地下鉄

地下構造物への荷重軽減。

遺跡指定区域

埋蔵物文化財の発掘調査を回避したい。

地中埋設物の障害

ガラ等の埋土や、既存杭などの地中埋設物のために杭が打てない。

狭小地

杭打機、地盤改良機などの進入・搬入が困難。

定期借地

返還時・返還後、埋設物のトラブルを避けたいので、杭を打ちたくない。

中詰材

土の代わりに中詰材。

断熱

床下蓄熱式暖房で暖房費を抑え、CO2排出量を削減。

凍結

断熱性と排水性によって凍上を防止する。

広域地盤沈下地域

広域地盤沈下地域や埋立地盤で杭の抜き上がりが心配な場合。

土間沈下

軟弱地盤に盛土するため、圧密沈下で土間が下がるのを軽減したい場合。

築山

軟弱地盤に盛土したいが、周辺の引き込み沈下が心配。

駐車場

盛土造成する駐車場の沈下による波打ちや雨上がりの水たまりを防止したい。

型枠

型枠の脱型が不要、埋め殺しで型枠を合理化し、工期短縮したい。

保証 GUARANTEE

地盤置換工法[コロンブス+]の
保証

戸建て住宅や一般建築物を対象に、地盤置換工法[コロンブス+]を施工した建物が、お客様の正常な使用状態のもとで、万一不同沈下した場合、[株式会社ピーエルジー]が発行する保証書に従い、不同沈下に伴う建築物の破損部を無償で修復いたします。

保証内容
対物賠償
1事故 最高5,000万円まで / 期間中 最高5,000万円まで
保証範囲
1,000分の5以上の傾きを保証します。
保証期間
保証書発行日から10年間とします。

工法の特徴 METHOD

地盤置換工法[コロンブス+]は、重い表層部分を撤去し、
軽量の《ジオフォーム》を敷設します。

《ジオフォーム》とは?

《ジオフォーム》(EPS16〜EPS30)は、ポリスチレンビーズを型内発泡法によって製造する発泡スチロール(EPS=Expanded Poly-Styrol)で、2.0×1.0×0.5mの直方体を標準品としています。
軟弱地盤と置き換える際は、EPS土木工法と同等の品質管理を行います。重さが砂の1/100の軽量材でありながら、許容圧縮強さは35〜90kN/㎡と強靱な[ジオフォーム]を、現場ごとに、作成した施工図に従って工場で加工したものを敷設します。液状化には、形状を変えて排水性を持たせて対応します。振動対策については、材質を変えることで性能を高めます。
EPSが初めて地盤に使われたのは、1972年、ノルウェーで開発された「EPS土木工法」です。日本では、1986年に導入され、土中の微生物による腐食、白アリの害などの問題もなく、耐久性に優れていることが確認されています。

軽量地盤設置
施工手順(逆ベタ式)

1. 根切・土木シート・砕石

2. 梁下[ジオフォーム]施設

3. 調整コンクリート打設

4. 床作り(アングル止め)

5. スラブ下[ジオフォーム]施設

6. 配筋

軽量地盤設置
施工手順(ピット式)

1. 根切・土木シート・砕石

2. 梁下[ジオフォーム]施設

3. 調整コンクリート打設

4. 床作り(アングル止め)

5. スラブ下[ジオフォーム]施設

6. 配筋

地盤置換工法[コロンブス+]は、
『株式会社ピーエルジー』が施工方法をご指導いたします。

軽量地盤設置工事施工については、『株式会社ピーエルジー』が、《地盤置換工法[コロンブス+]工事説明書》と《割付図面》に基づいて、施工方法をご指導いたします。

地盤調査

※1 標準貫入試験、およびスクリューウエイト貫入試験。
 (調査前の場合は、近隣データでの検討も可能です)